僕は海外放浪のために東京海上日動の海外旅行保険に1年半加入していました。ところが1年のみの旅行で帰国したため、帰国後の残りの半年分の返金と、海外旅行中に壊れた品物の修理代金の請求を保険会社に請求しました。
今回はその海外旅行保険返金までの流れと、携帯品損害の修理金額入金までの流れを記載したいと思います。
目次
海外旅行保険解約
私の加入していた保険は東京海上日動の海外旅行保険。プランは1年半で36万円の料金のプランで、携帯品損害(持ち物に関する補償)が20万円まで付帯しているコースです。
こちらの東京海上日動の海外旅行保険は、代理店の金子秀人損害生命保険事務所から申し込みました。
1年半の契約で36万円だったため、1年で日本に帰国後、代理店の金子秀人損害生命保険事務所へ連絡後、代理店経由で東京海上日動の海外旅行保険の解約手続きをしていただきました。
返金された金額は3分の1である12万円。長期の海外旅行保険は、延長手続きが面倒だとよく耳にするので、日割計算で代金が戻ってくるのであれば、少し長めに契約しておくのもいいかもしれません。
携帯品損害保険の申請
帰国し、海外旅行保険を解約したら、次は海外旅行中に申請できなかった費用である携帯品損害金額の申請とその他費用の申請を書面で行うことにしました。
携帯品損害保険金とは
『海外旅行中に携行品が盗難・破損・火災等の偶然な事故にあって損害を受けた場合』(東京海上日動HPより引用)に適応される保険です。

注意点としては、強盗やひったくりには適応されますが、置き忘れや紛失には適応されません。
不注意で携帯品を落として壊れた際は対象となります。壊れた品物は証拠として、保管しておく必要があります。
実際の僕の請求について
僕が行った費用の請求の内容は下記の5件。
・携帯電話の画面割れ(1箇所にヒビ)
・カメラのレンズの破損
・カンボジアの病院で受診した際の病院往復代(トゥクトゥク)
・トルコの病院で診察をし、処方箋を渡され、自分で薬局で購入した薬の代金
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5点のうち、上から3つは携帯品損害保険となります。正直なところ、5年前に購入したパソコンの画面異常や自分で落としてしまった携帯電話やレンズの破損にも適応されるのか心配でしたが、申請を提出しました。
請求用紙は、海外旅行保険の申し込みの際に1枚のみ送られてきます。足りない場合は追加の用紙を請求したり、自分でコピーをしたりすることで可能だと電話で確認を取りました。
それぞれの案件ごとに1枚の用紙が必要だということです。ということで5枚の請求用紙をコピーし、それぞれマニュアル通りに記入をしました。
内容として重要であるのが、以下の3点です。
・実際にそれらを購入した証拠があるかどうか
・それらを修理するとしたらどれくらいの費用がかかってしまうのか、という修理見積書
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MacBookの液晶不具合
MacBookに関しては雨で水濡れした際に、液晶内に水が入り込み、それが液晶に入り込んで一部表示が見づらくなっていました。
これらの事故がどこでどのように起こったのか記入し、作成しました。そして、アップルの修理センターに行き、修理の診断と見積書を依頼し、修理するとどれくらいの費用がかかるのか、という内容の書類を作成してもらいました。修理価格は6万円ほど。
あとはMacBookの破損内容の写真を撮り、MacBookの購入の証明(クレジットカード詳細や購入サイトの購入履歴のスクリーンショット や納品書等)を揃えば申請の準備の完成です。
僕の場合、心配だったのが、5年前に解約済みのクレジットカードを使用し、価格.comの覚えていないサイトから購入したMacBookのため、購入した履歴の証明がありません。納品書も捨ててしまっている状況でした。
なので、購入証明ができない理由を申請用紙に記入しておきました。
破損証明の写真は複数枚撮り、下の写真のようにまとめました。

携帯電話の画面割れ
携帯電話に関しては、街中で落とし、画面の一部に軽くひび割れが入った程度です。完全に自分の不注意で落とし、軽く割れたものとなるので保険適応になるか心配です。
こちらもパソコンと同様、申請書類を作成。携帯メーカーの修理コーナーにて画面交換費用1万5千円の見積書を作成してもらい、破損の写真を撮り、購入の証明を準備しました。
購入したのは退会済みのメルカリだったため、購入履歴がありません。そのため、その旨を申請書に記載した上で、クレジットカード履歴を遡り、メルカリで3万円で購入したものがあるという記録の用紙を印刷し、購入証明として使用しました。下の写真です。

カメラのレンズ破損
レンズに関しては落下した際に不具合になったものを上記のパソコンや携帯電話と同じ様に申請しました。修理見積書に関してはニコンのホームページから見積もり依頼の最終確認ページを印刷したものを使用しました。金額は約3万5千円です。
こちらのレンズで困ったのが、旅行中に姉にメルカリで買ってもらい、友人にウズベキスタンまで運んでもらったものなので、購入証明が難しいものになります。
ですが、その内容を詳しく申請書に記載し、姉が購入した際のメルカリの取引ページのスクリーンショットを申請書と一緒に添付することにしました。

カンボジアの病院までの往復代
こちらに関しては、トゥクトゥクという東南アジアで主流の個人タクシーみたいな乗り物になるため、領収書などの記録はありません。なので、どれくらいの費用がかかったのか、メモしておいた金額を申請しました。
実際に病院に受診する際に、海外旅行保険提携病院に行った記録が残されているため、日付や時刻等に不審点がなければすんなりと申請は通るはずです。
金額は10ドルです。
トルコの処方箋の購入代金
トルコで東京海上日動の指定の病院に受診した際に、その場で薬はもらえず、処方箋のみとなりました。そのため、受診料はその場でかからなかったものの、処方箋代は実費で建て替える必要がありました。
そのため、そのときのレシートを保存しておき、申請書とともに提出しました。金額は1500円ほど。
提出した書類のまとめ
下の通りです。
・日本出国のスタンプのページ
・日本帰国のスタンプのページ
・保険証券のコピー
・案件ごとの請求書5枚
・PC、携帯電話破損写真
・PC、携帯電話修理見積書
・携帯電話購入証明書(PCはなし)
・カメラのレンズの破損写真
・カメラのレンズの購入証明書
・トルコの薬局のレシート
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申請までの流れ
申請の流れは下記の通りです。
2月19日:海外旅行保険解約連絡
2月20日:海外旅行保険に請求のための確認電話連絡
3月4日:解約した海外旅行保険の返金(残り6ヶ月分)
3月6日:書類を揃え、保険金請求書を提出
3月13日:審査結果の電話連絡
3月20日:請求保険金の振り込み日
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僕の場合、帰国してから請求書の書類を揃えるのが遅かったため、審査、振り込みが遅くなりました。書類を郵送後、2週間ほどで入金までの対応となります。
保険会社によっても対応のスピードは変わると思いますが、多くの情報を見る限り、そこまで大きくは変わらないかと思われます。
請求の結果
3月13日に物品損害保険金請求書の結果が、電話できました。結果としては全ての申請がOKだったということです。
カメラのレンズのみ、購入代金より修理代金が上回ったため、購入代金3万3千円から減価償却10%を減額し、3万円振り込まれるとのことです。
減価償却に関しては、商品によりますが1年で10%ほど見ておけばよいと思います。修理代金を購入代金が上回ったら、修理するより新しい商品を再度買ってね、ということです。
ずっと心配していたのが、MacBookの購入履歴がないことや携帯電話の一部の使用に問題がない傷も認められるかどうかでしたが、問題なく修理代金が支払われるようです。そして、振り込まれた金額は修理のために使用したり、その費用を使用して新たな製品を買ったりしても良いようです。
海外旅行で電話を落として割れてしまった、という方は非常に多いと思います。クレジットカードなどにも携帯品損害の補償が付いているカードもありますので、改めてクレジットカードの海外旅行保険を見直してみるのも良いかもしれません。
注意点
クレジットカードによっては1件の案件ごとに3000円の申請手数料の様なものを自己負担額として支払う必要があったり、事故発生後から1ヶ月以内に事故の内容を報告しておく必要があったりという内容もあるので、予め確認しておく必要があります。
今回、僕の加入していた海外旅行保険の携帯品損害保険に関してはありませんでした。
また、クラウド上にあるメモ帳に、事故の日や詳細をメモしておくと、申請書を書くときに正確な情報を書くことができ、便利です。
最近はこの海外旅行保険の携帯品損害保険を悪用して、請求する方もいるため、申請の際に情報が誤っていると詐欺だと疑われてしまう可能性もあるという噂を聞きました。
おすすめクレジットカード
携帯品損害保険が付帯している海外旅行保険のある、年会費無料のクレジットカードとして、エポスカードがおすすめです。
エポスカードは日本を出発してから3ヶ月以内の損害に対して補償をしてくれる内容となります。多くのバックパッカーに人気のカードで、僕も世界一周のための5枚のクレジットカードのうちの一つでした。
僕は世界一周中に5枚中2枚のカードが不正利用にあって使えなくなったので、クレジットカードはたくさんあると安心です。年会費が無料なので作っておいて、損はありません。
しかし、世界一周出る方は仕事を辞める前にクレジットカードを申請しないと、無職だと作れない場合もあるので注意が必要です。
最後に
今回、帰国した際の携帯品損害保険金の請求の情報を調べていた際に、あまり情報がなかったため、この記事を作成しました。
申請が終わるまで、多くの書類を提出し、結果を待つまで心配だと思いますが、この記事の内容が少しでも役に立てれば幸いです。
なにか質問などあればコメント欄にお願いします。