世界一周する上でよくあることが”盗難”。
大切なカメラや電子機器を盗まれてしまった。なんて話をよく旅人から聞きます。
高価なカメラや電子機器を持っている旅人は、スリや強盗に狙われやすくなります。

この写真、4年前に僕が行ったインドでの写真なんですが、ネックストラップに思いっきり、Nikonなんて書いてあって、防犯上、危険なんです。この頃はあまり防犯意識がありませんでした。(それよりも、バイクのおじさんがめっちゃ楽しそう…)
このように防犯意識がなかったため、インドの旅行ではトゥクトゥクに乗っているときに白髪のおっさんが急に車内に手を出してきて、カメラのネックストラップを掴まれたことがあります。
幸い足で蹴ることでこと無きを得ました。
世界一周旅行では、このようなことにならないように注意する必要があります。
今回は僕が一眼レフカメラやGoPro、Macbookが盗まれてしまわないよう、また、スリや強盗に狙われることのないようにするために行った対策を紹介します。
目次
ネックストラップ
一眼レフカメラを買ったときに付属品として付いているネックストラップ。

カメラメーカーの名前が入っていてかっこいいのですが、このようなメーカーのロゴが入ったネックストラップは危険です。私は高いカメラを持っています、というアピールになってしまいます。
僕は旅用に、黒色の地味なネックストラップを購入しました。

これがとても良い買い物でした。
メーカーのストラップに比べ、肩の部分にクッションがある仕様となっており、肩への負担が軽減される仕様になっています。

同じ重さのカメラでもストラップが違うだけでこんなに違うのかと驚愕。たった1000円の買い物でしたが、こんなに良い買い物になるとは思っていませんでした。
さらに室内用にベルトを短くできるようになっている仕様だったり

ベルトのロック機能があったり、

小物を入れられるようなポケットが付いていたり。

一眼レフを購入して、はや6年。今までメーカーの付属品のストラップを使用していたのですが、早く買っていればよかったな、と後悔しています。
たくさんの種類のネックストラップが売られているので、Amazonや楽天でのぞいてみてください。たくさんありすぎて、きっと迷います。
一眼レフカメラをテーピング
ネックストラップだけでは、まだまだカメラ本体が目立ってしまいます。
そのため、一眼レフカメラのロゴやレンズのロゴを隠す必要があります。
そこで使うものがパーマセルテープ。
カメラの撮影時に遮光や固定のためによく使われる、養生テープです。糊跡が残らず綺麗に剥がせるテープです。
値段が1000円ほどするのでちょっと高いな、と思う方はマスキングテープでも代用できます。
カメラのロゴを違和感なく隠すためには、カメラの色に合わせた、マスキングテープまたはパーマセルテープが必要です。
僕は100円ショップで購入した黒色のマスキングテープを使用しました。

まずは本体に貼り付け開始
まずは何も貼っていない状態のカメラ。


Nikonのグリップ上の赤いラインが美しい。そして、かっこいいNikonの文字。
Nikon好きとしてはこのロゴと赤いラインを隠してしまうのは、非常に残念なのですが、これを隠します。
貼り付け後の写真がこちら。


地味です。どこのメーカーかぱっと見、わかりません。
安そうに見えます。
レンズにも貼り付け
レンズにも貼っていきます。
まず、貼っていない写真。

このタムロンのレンズ。この金色のラインがタムロンの象徴としてタムロンファンに人気です。海外でも見る人が見れば、すぐにタムロンだとバレてしまいます。
そこで貼り付け開始。

地味です。どこのメーカーかわかりません。
そのほかのレンズにも貼り付けます。

こちらNikonのレンズですが、地味です。
レンズキャップも忘れず
レンズキャップにも貼り付けておきます。

これでメーカー名はわかりません。
GoProやパソコンもロゴを隠す
一眼レフの他にもGoProやパソコンのロゴを隠しておく必要があります。
こちらもマスキングテープを使用。
GoProの元の状態。



これがこのようになります。



何度も言いますが、地味です。
MacBookはこんな感じに。

雑です。
Macbookはさすがに存在感を隠すのは厳しそうです。こちらは宿での盗難対策となりますので、ステッカーをたくさん貼ったり、使い込んであまり綺麗じゃない状態にし、あまり価値のないようにしておけば安心です。
100円で簡単にできるならやっておいたほうがいい
やってみた感想。
たった100円で防犯対策ができるならやっておいたほうが断然いいと思います。
プロのスリは、ちょっと何かに気を取られている隙に、一眼レフのレンズ固定ボタンを押して、レンズをさらっと盗むことができるそうです。
プロのスリもリスクをとるなら、できるだけ良いレンズを狙いたいはずです。メーカー、レンズの種類を隠してることでスリも諦めるかもしれません。
また、悪質な税関や警官からカメラを没収されてしまうことを防ぐため、マスキングテープで隠すだけでなく、ガムテーやボロボロの加工をし、状態の悪いカメラのカムフラージュをする方もいるようです。
工作の得意な方はやってみてください。
ぼくはうまくいかずで「わざとカメラをボロくしてますよー。盗らないでくださーい。」とバレバレだったのでやめておきました。
以上、世界一周のときのカメラの防犯対策でした。ご参考になれば幸いです。