目次
- 1 はじめに
- 2 今までの旅行で使用したカメラ・レンズ
- 3 僕のカメラ・レンズ選びの条件
- 4 好きな写真家のカメラとレンズ構成
- 5 カメラはこれに決めました!
- 6 レンズ候補はこれ!
- 6.1 TAMRON 大口径標準ズームレンズ SP24-70mm F2.8 Di VC USD G2
- 6.2 TAMRON 大口径望遠ズームレンズ SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2
- 6.3 Nikon 高倍率ズームレンズ AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G
- 6.4 Nikon 高倍率ズームレンズ AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR
- 6.5 Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
- 6.6 Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G
- 6.7 組み合わせるなら
- 7 結論
はじめに
世界一周をするうえで悩む問題がカメラ問題。
おそらく人生で一度しかできないであろう、数年間の世界一周の旅。カメラが趣味の僕としては、非常に悩ましき問題です。
どんなカメラを持っていくか。
そしてどんなレンズを持っていくのか?
カメラとレンズを検討しました。
今までの旅行で使用したカメラ・レンズ
ぼくが今まで行った、タイや香港、ベトナム、インド、ネパールでの旅行で使用したカメラはNikonD3200。

このカメラはNikonの一眼レフで最も安く、”入門機”と呼ばれています。しかし、技術の進んだ一眼レフの世界。入門機でも十分に写真は撮れます。
一緒に購入したレンズは
・AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

・AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR

・AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

基本的にこのレンズ群があれば18mm~300mm(35mm判換算で27mmから450mm相当)まで対応しており、広角から望遠まで困ることはありません。また、35mmの単焦点があれば、高い解像度とボケ味でズームレンズの欠点をカバーできます。
ちなみに今まで撮った旅写真と撮影データ
NikonD3200と上記3本のレンズを使用して撮影した写真を撮影データとともに紹介します。多少ぶれているのはご了承ください。




入門機でも撮りたい写真は撮れる!
入門機と呼ばれるD3200でもある程度の場面に対応できます。もし、予算が限られている方にはNikonかCanonの入門機と24-300がカバーできるズームレンズが2〜3本あれば、満足できると思います。
上のD3200とレンズ3本をもし購入するなら
D3200と18-55mmレンズセット→当時6万円
55-300mm→5万円
35mmF1.8→2万円
の計13万円ほどで購入できました。
また、最近ではミラーレスカメラや高級コンデジも開発されており、荷物を少なくしたい方にはおすすめです。
カメラ沼、レンズ沼
しかし、いままで使ってたD3200や3本のレンズ、また、最近人気のミラーレスカメラや高級コンデジの解像度や暗所感度には不満な部分があります。そしてやはり、いいカメラを持って行きたい!という欲が出てきました。
そこでD3200と今までのレンズを全て売り、新しいカメラとレンズを購入することにしました。
ちなみにD3200はAPS-Cサイズというカメラで、僕が購入するフルサイズ機とはレンズの型が違うので全てのレンズが使えません。そのため、全てのレンズを売却しました。
僕のカメラ・レンズ選びの条件
ぼくがカメラとレンズに求める条件4点。
フルサイズカメラ
APS-Cサイズと比較してイメージセンサーという内部ミラーが大きいため、より多くの光を取り込むことができます。そのため、より解像度が高く、ボケもよりボケるようになります。ただし、よいレンズとセットにしなければ宝の持ち腐れになる可能性もあるようです。
また、本体はD3200を使っていたこともあり、操作性の面で同じNikonを考えています。
24-300mmをカバー
色んな場面に対応できるよう、標準広角の24mmから望遠の300mmは欲しいです。極端に画角の広い超広角や400mmの超望遠は必要ないです。
ある程度の重さ
一眼レフを持ち運ぶ以上、重さで我慢しなければいけないことは必然ですが、できればレンズの本数を減らしたり、カメラ本体重量の軽いものが良いです。
予算40万以内
予算はできれば30万、最大限40万ほどで購入したいと考えています。
好きな写真家のカメラとレンズ構成
ぼくの好きな世界一周写真家のカメラとレンズ構成をのぞいてみました。
・Canon EOS 5D Mark Ⅲ
・Canon EF24-105mm F4L IS USM
・SIGMA 35mm F1.4 DG HSM
・Canon EF135mm F2L USM
望遠側は135mmで広角側は24mm。
ただし、MarkⅢというD800に相当するカメラを使用しています。
ズームレンズ1本に単焦点2本という組み合わせ。

カメラはこれに決めました!
Nikonといえば50万円のD5を除き、30万円のD850がフルサイズの最高機です。
しかし、D850…価格面で厳しすぎます。
D850の前機種D810で20万円…。
これも正直ありかなと思いましたが、レンズを購入することを考慮すると微妙に予算が厳しい。
ヤマダ電機やヨドバシカメラに行く機会があるたびに、どれにしようか悩みカタログを眺める日々でした。
そして決断しました
先日歌舞伎町前のヤマダ電機のカメラコーナーでウロウロとしていると、とてもカメラに詳しい店員のお兄さんと出会いました。
店員さん自身がNikonのカメラ大好き店員だったこともあり、30分間カメラトークをすることで、ついに決断しました。
購入する機種はD750です。
価格.com最安値で約14万円。
フルサイズの中級機ですが、その店員さんによるとD810を買うならD750の方がコスパが高いとのこと。また、40万の予算ならD750を購入し、良いレンズを購入した方が満足できるとのこと。
D750の特徴は高感度時のクリアーな画像、画像転送が可能な内蔵Wi-Fi機能、可動式液晶モニターの3点。
高感度時のクリアーな画像
Nikon公式HPに”高感度時のクリアーな画像はD810をもしのぐ画質”と記載されています。公式で上位機種のD810を凌ぐって言っちゃっていいんかいと突っ込みたくなります。
また、公式ページでこのようにも。
”高い鮮鋭感、優れた階調特性と立体感、抜けのよいクリアーな発色、そして、D810を上回る高感度高画質。”
高感度とは、光の少ない状況下、暗所での撮影に強いということです。
D3200では暗い部屋や暗い路地などでオートフォーカスのピントが合わないことがよくあり不満でしたが、D750ではかすかな光でもピントが合うようです。
画像転送が可能な内蔵Wi-Fi機能
ぼくはこの機能をWi-Fiにカメラと携帯やパソコンを繋げ、転送することと思っていましたが、全く違うようで、この機能はWi-Fiのないところでカメラと携帯間でのデータのやりとりができる、というものらしいです。
つまり、専用アプリを通して撮った写真をすぐに携帯で確認でき、写真を携帯に保存できるようです。
実際あまり使う機会はありませんが、撮った写真をすぐにSNSに載せたいときや友達に渡したいときに使えそうです。
可動式液晶モニター

カメラ背面のモニターが可動式なので、様々なアングルでの撮影ができます。
ローアングルの撮影で地面に這いつくばる必要がなくなります。
正直な話
正直なところ、D810が欲しいです。いや、D850が欲しいです。
お金があれば…。予算が無限なら…。
悲しき現実です。旅の資金を削れば買えなくもないですが、資金をそこまで投入する価値があるのか…と疑問もあります。
また、盗まれることや故障するリスクを考えるとなおさらです。
D750のデメリットをあげるとすれば、ダサいボタン配置です。
〇〇撮影モードとかいう中級機なのに微妙なボタンがあることはネットでも残念すぎる、使いにくいと非難されています。
まあ、D750を満足いく仕様にしちゃったらD810との差別化が厳しくなるので仕方がないかもしれません。
結論、D750がちょうどよい妥協ポイントなのかなと思います。
レンズ候補はこれ!
レンズの候補はきりがないですが、5種類のレンズを検討しています。
基本的には24~300の焦点距離をカバーすることが条件ですが、ヤマダ電機の店員さんによるとフルサイズで撮影するならトリミングをうまく使用して、300mmを使用することなく、200mmでもいいのではないかとのこと。
そのことも考慮してレンズを絞り込みました。
TAMRON 大口径標準ズームレンズ SP24-70mm F2.8 Di VC USD G2
同じレンズとしてNikonの大三元の一つである24-70のレンズがありますが、価格は20万円以上。しかし、タムロン製だと同じ焦点距離、F値のレンズで10万円。画質もあまり変わらないらしい。
重量は0.9kg。
さすがに値段面で大三元は厳しいのでこちらのタムロン製を選択。
TAMRON 大口径望遠ズームレンズ SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2
こちらも上の24-70と同様、Nikonの大三元である70-200と同じ焦点距離、F値のタムロン製。こちらもNikonの大三元に劣らない画質があるらしい。価格は12万円。
重量は1.5kg。
この2本のレンズ。人を撮ると毛穴まで写る化け物レンズ。Nikonの大三元の方が画質が画質が良いのはまちがいないですが…Nikonの大三元を1本買うお金でタムロンなら2本買えます。
このレンズ、国内旅行に頻繁に行っているカメラ好きの方に相談したところ、重すぎてカバンから取り出す気にならないよ…、と助言をいただいたので却下となりました。ただ、写りは抜群に良いらしいです。
Nikon 高倍率ズームレンズ AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G
28-300という画角をこれ一本でカバーでき、価格は10万円前後。D800のキットレンズとして使われていました。レンズをいちいち付け替える必要がなく、シャッターチャンスを逃す恐れもありません。しかし、フルサイズ機に高倍率ズームレンズであるこのレンズは、宝の持ち腐れだという意見もあります。このレンズを基本的につけて、あとは単焦点を2本組み合わせるという選択肢もできます。
重量は800g。
Nikon 高倍率ズームレンズ AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR
フルサイズ対応の70-300mmをカバーする高倍率レンズです。暗いという欠点がありますが、室内や夜に使う画角のレンズではないので、暗いレンズでも問題ないと考えられます。
重量は700g。
Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
重量200g、約2〜3万で買える撒き餌レンズと言われている、レンズ沼へ踏み込むための第1歩レンズです。ここで単焦点の魅力にやられ、沼から抜けられなくなるレンズ。2万円で買えるF1.8はなかなかありません。これは買っておいてバックパックに入れておいても損はしないはず。
Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G
350g、F1.8の単焦点レンズ。フルサイズに85mmという撮影距離のため、撮られる人に威圧感を与えず、ポートレンズに最適というレンズ。価格は約5万円。
組み合わせるなら
・タムロン24-70+タムロン70-200=22万円(2.4kg)
・Nikon28-300+Nikon85mmF1.8=15万円(1.2kg)
・Nikon28-300+Nikon50mmF1.8=12万円(1.0kg)
D750の重量が850gなのでタムロンのレンズ群と合わせると3kg越え。
本当に3kgを持ち運べるか十分な検討が必要です。
実際にヨドバシカメラに行き、検討しました。やはり、タムロン70-200はとても重く、持ち運ぶ気になりませんでした。
結論
D750とタムロンのタムロン24-70mmF2.8とnikon70-300mm f/4.5-5.6 の24mm-300mmの全焦点距離をカバーできる2本のレンズで決まりました。
ここに単焦点レンズを追加で購入するかが悩ましいところです。
