中国、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマー、再びタイ、そしてラオス、そして、中国に再び入国。
昆明、麗江を経て、シャングリラを訪れ、その後、中央アジアのカザフスタンに入国することにしました。
(2019.6.28~2019.7.3)
シャングリラから成都へ
シャングリラからバスに乗り、4時間ほどで麗江に戻り、麗江で再び一泊。
次の日、高速鉄道で昆明へ。昆明で1時間の乗り換え後、成都へ寝台鉄道。合計22時間、8000円。
もう中国の寝台鉄道も慣れたものです。
成都に到着後、成都を散策。
4ヶ月前に成都を訪れたときに食べた陳麻婆豆腐を再び食べました。

やはり辛く、悶絶。でも旨い。
成都で歯間ブラシやら洗剤やら必要なものを買い揃え、昆明から一緒に旅してきたヒロさんとお別れをし、次の日に烏魯木斉行きの鉄道に乗り込みました。
蘭州で乗り換えありの高速鉄道と寝台鉄道をあわせ、合計25時間、12000円の大移動。


やはり、巨大な中国は移動ばかりです。しかし、中国横断の車窓から見える景色は変化に富んで楽しめました。
綺麗な緑の風景から

草原が広がり、

最終的に砂漠地帯に変わります。ここで見えた大量の風力発電は圧巻でした。

ウルムチ到着
車窓から移り変わる景色の変化に驚きながらも、オケツが痛くなりながらもなんとかウルムチに到着。
ウルムチ市は、新疆ウイグル自治区に位置する地級市、自治区首府。自治区人民政府が設置される中国西部最大の都市である。
テュルク系民族が居住する中央アジアの歴史的地域であるトルキスタン東部(東トルキスタン)の首府とされている。そのため、言語・文化・経済の面などにおいて、中国東部よりも、タジキスタン・ウズベキスタンのような、はるか西方の各地との結びつきが強い。
ウルムチは、天山山脈北麓のジュンガル盆地東南縁に位置する。市の南側には天山山脈が連なっている。世界で最も海から遠い都市とされていて、最も近い海岸線までの距離は2,500kmにもなる。
夜の9時だというのに、とても明るい。北京時間との時差があるせいでしょうか。それにしても日没が遅いような気がする。
そして、ウルムチは大都会です。

少し裏路地に入ればこんな感じです。

西の果の小さい町かと思っていましたが、高層ビルが建ち並び、そして、今後も建っていくだろうとわかる大きなクレーンを何台も街中で見かけます。
走っている車も高級車ばかり。
通り過ぎる人の顔は、中国人もいれば、ロシア系と漢民族系のハーフのような顔立ちをしている人もいれば、ロシア人のような顔立ちをしている人もいます。
イスラム教の方が多いためか、レストランで販売しているお肉も羊肉とピラフだったり。
その変化から西と東の文化が交わっているというのを実感しました。
中国の地図アプリを駆使しながらなんとか宿まで到着。
ビルの4階のワンフロアという変な宿です。800円という最安値ですが、それ以外の宿は高い。
ということでカーテンだけで仕切られたトイレやシャワールーム、ちょっと臭うベットは我慢。泊まっている人は中国人ばかりで受付も中国語しか話せない。
中国語ばかり飛び交うアウェイ感のある宿でオーストラリア人の方と出会い、一緒に夜食とビール。
アウェイ同士、仲良くなれました。
次の日はカザフスタン行きのチケットとウルムチにある国際バザールというものを散策することにしました。
カザフスタン行きの国際バスチケットと国際バザール
国際バザールの他にも天池や南山牧場などの観光地もありましたが、中央アジアで見ることができるということや入場料などが高い、宿の滞在費用が高い、ということから早めに中央アジアへ移動することにしました。
昼前に起き、カザフスタンのアルマトイ行きの国際バスチケットを購入するため、ウルムチ駅の目の前にある国際バスターミナルへローカルバスで移動。
中国の地図アプリである百度マップはローカルバスの案内が出るので非常に便利です。
烏魯木斉駅から地下道で国際バスターミナルまで徒歩5分ほどで到着。
アルマトイ行きの国際バスチケットを460元(7185円)で購入。
上下段あり、上段だと50元ほど安くなるようなんですが、快適さを選び、下段選択。
それから再びローカルバスに乗り、あえて1時間半ほどのちんたらと進む1元(16円)のバスで烏魯木斉の街の様子を眺めながら国際大バザールへ。

自由に商売しているような市場とは違い、観光用にここで商売するよというのが見え見えな、アウトレットモールのような作られたバザールです。

一通り見ると同じような店ばかりで疲れました。
しかし、ここに行くと、ウイグル自治区の主要なお土産を見ることができます。



ドライフルーツや東南アジアのものとは変わった高原品など。
この日は宿に帰り、仲良くなったリトアニア人と台湾人とで羊肉を食べに。

焼き羊肉、独特な風味がかなり美味しく、腹一杯食べました。
国際バスに乗ってカザフスタンのアルマトイへ
ウルムチからカザフスタンのアルマトイへ国際バスで移動。

仲良くなったオーストリア人と台湾人に送られながら、宿を出発。
ウルムチ駅に隣接するバスターミナルにローカルバスで1時間ほどで到着。
今回のバスは、中国の大学に行っているたくさんのカザフスタン大学生と一緒です。

あとはカザフスタン人のおばちゃんおじちゃんが3人。
他は20歳前後の若者ばかり。若者たちの盛り上がりにはじめは恐縮。
彼らもはじめは遠巻きからジロジロと僕のことを見ていましたが、休憩時間に話しかけ、日本人だとわかると英語の単語単語で色々と質問してきます。
中にはある程度英語を話せるカップルもいて、休憩時間はカザフスタンについて色々と話をしました。
アルマトイへの30時間移動
ここからウルムチからアルマトイへの移動の経緯です。
北京時間19:30 やっとのことで出発
途中何度かトイレ休憩で停車。時間調整か、謎の1時間ほど停車も。
北京時間9:40 検問で全員一旦外に出てパスポートチェック。
北京時間10:30 再び検問で全員バスを出て、パスポートチェック。今回は20分ほど。

11:30 休憩、国境手前10キロほどのところ。レストランが数か所集まってるところで食事。トイレは1元。

17:00 休憩を終え、出発。長い休憩でした…。
17:30 中国側イミグレーション到着。出国審査。携帯を取り上げられ、調べられます。あとで確認したところ、携帯のギャラリーの画像とfacebook、wechatを調べられていました。勝手に消されていたということはありませんでした。
バスの中に置いてあるメインバッグのHDDの中身などは検査されなかったので、あらかじめ大事なデータはそこにバックアップをしておくことをお勧めします。
それから別室にて動画を撮られながら、持っていたサブバックの中身を全て出して、確認する作業です。一眼レフの画像データをチェックされました。
19:30 審査終了、バスに乗る。
19:35 中国側イミグレーション出口にて再び全員バスを降ろされ、パスポートチェック。意味がわからないチェックポイントです。先ほど出国審査を終えたばかりなのに。

19:55 カザフスタン側入国審査、荷物をバスから取り出し、それを抱えて審査。ここは何もなく、簡単に終わりました。
23:30 シェレクという町にてトイレ休憩。
25:30 (カザフスタン時間:23:30) アルマトイ到着
到着するも夜中。人通りのあるところを選んで、ドキドキしながら宿まで。これがなかなか見つからず苦労しましたが、なんとか人に聞きつつ、やっとのことで到着。
合計30時間ほどの検問がやたら多い、疲れる移動でした。
(2019.6.28~2019.7.3)