上海から南京、合肥と旅をし、西安に到着。それから成都に向け、出発しました。
成都に到着
西安から新幹線のような鉄道列車に乗り、4時間ほど南西に進んだ街、成都に到着。


成都は四川省の省都なので、地下鉄が整備されており、たくさんのお店やデパートが立ち並び、非常に住みやすそうな街だといった印象でした。
成都市は、中華人民共和国四川省の省都であり、副省級市。豊かな成都平原の中にあって古くから『天府の国』と呼ばれてきた。唐の時代から蜀錦を産出するため錦城の別称を持ち、また芙蓉の花を市花とするところから蓉城の別称ももつ。
成都の目的は成都パンダ繁育研究基地とビザの延長。あとはただ単に来てみたかっただけ、ということです。
知り合いから連絡が入り、成都には麻婆豆腐発祥した店という、陳麻婆豆腐店があるということなので早速宿に荷物を降ろし、行ってみました。
陳麻婆豆腐店
店は成都の中心部にありました。

陳麻婆豆腐店です。
清の同治帝の治世(1874年以降)に、成都の北郊外の万福橋で陳興盛飯舖を営む陳森富の妻劉氏が材料の乏しい中、有り合わせの材料で来客(労働者)向けに作ったのが最初とされる。陳劉氏の顏にはあばた(麻点)があったため、「陳麻婆」と呼ばれていたので、彼女が作る名物の豆腐料理も「陳麻婆豆腐」と呼ばれた。
なんかこう聞くと婆さんの顔のぶつぶつが、料理名になるなんて不思議です。知っていればチコちゃんに叱られることはないと思います。
店内に入ると、綺麗な中国風の内装で、元祖の店である風格を漂わせていました。

メニューは麻婆豆腐だけでなく、たくさんあるようでしたが、もちろん目当ては麻婆豆腐。
大と小があり、大は20元(=340円)ほど。
このときの失敗が、ご飯を頼むのを忘れてたこと、店員に進められるがままに苦手なビールを頼んでしまったこと、そして、風邪であることでした。
麻婆豆腐ができ、テーブルの上に置かれました。

どうやら色がもう殺しに来てる色をしています。
一口食べると、これはいけるのではないか?と思わせる辛さ。
しかし、少し経つと口の中がヒリヒリ痛みます。
ご飯があれば、口をごまかせるのだが、それもありません。
仕方なく青島ビールを流し込みました。どちらかというとうがいをしながらビールを飲むみたいな感じです。
口の中でビールが泡立ち、大変でした。
麻婆豆腐、ビールの繰り返しで酔っぱっているけれど辛さで意識がきちんとしてるという自体に。
そして、ようやく食べ終わると、口の中が猛烈に痛みます。
そして、店を出ると治りかけていた咳がまた出始めることに。
もう、後悔でした。でも、これはこれで行かなければ後悔していたと思います。
この陳麻婆豆腐店は東京にも支店があるみたいなので、辛さに強い方はどうぞ勝手に行ってほしい限りです。
成都パンダ繁育研究基地へ
中国といえばパンダ。
和歌山県のアドベンチャーワールドのパンダもこの成都市からきているパンダがいます。
アドベンチャーワールドは、中国成都市の成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地日本支部として活動している。同基地との協力で進められているジャイアントパンダの繁殖研究事業では、2018年9月までに17頭の繁殖実績があり、2017年6月までに15頭育成している。アドベンチャーワールドは成都大熊猫繁育研究基地の日本支部を兼ねているので、現在飼育されているジャイアントパンダは、子供も含めてすべて中国の成都大熊猫繁育研究基地本部の所有である。
成都にはパンダの繁殖を研究している動物園みたいなところ、成都パンダ繁育研究基地があると聞いて、行ってみたいと思っていました。
成都の郊外にあり、バスで行けます。
この日は朝、パンダに行き、午後から駅でチケットを購入し、昆明に向かう予定でした。
なので、時間のかかるバスを使わず、タクシーで基地まで行くことに。
バスだと片道10元(=160円)以内で行けるのですが、タクシーの3倍の1時間半かかります。 タクシーだと3倍の価格で30分で行けました。

チケット60元(=900円)をチケット売り場で支払い、入場。
中国人はパンダに対して興味を持っていないと勝手に思ってたのですが、意外とパンダが好きなようで混雑していました。


基地の造りは、東京の多摩動物公園に似ています。
山を切り取って作っており、園内が広く、それに伴って飼育スペースも大きく作られています。

入場すると早速上り坂。 ここらへんも多摩動物公園に似ています。
とりあえず10kgのメインバックをコインロッカーに入れ、パンダ散策開始。


たくさんいます。



こちらのパンダなんかは親近感が湧きました。

そして初めて、走るパンダを見ました。

パンダという字は中国人で書くと大熊猫。
なんか、そうだよね、いい漢字で表現したよね、と思うところがあります。



パンダを見終えると、基地内の博物館にも。
蝶の展示をしていました。


また、パンダの歴史についてのパネルがたくさんありました。



基地内には湖もあり、鳥もいました。




成都駅でチケットを買えない
パンダを見終え、成都駅へ。
チケット売り場でチケットを購入しようとしたところ、メイヨー(没有:ない)との一言。
中国を旅行すると昔はよくこのメイヨーが聞けたようですが、実はこの旅ではあまり聞いたことがありませんでした。
色々と別の時間を調べるも全て売り切れ。
成都まで鉄道で18時間かかります。
座席席と寝台席の種類があります。ここで座席なんて選んでしまうと、あとで地獄を見ることになってしまうため、この日は諦めて次の日のチケットを購入。
トボトボと宿に再びチェックインし、風邪の治療に徹底しました。
そして、次の日の昼、成都に向けての18時間の寝台列車に乗り込みました。

