世界一周旅行を決めた際に悩みの種の1つがコンタクトレンズ。
今回は毎日のつけ外しや洗浄液を使用する必要のない、長期旅行や世界一周でぴったりのコンタクトレンズを見つけましたので紹介します。
目次
世界一周におけるコンタクトレンズについて
ぼくは普段2WEEKコンタクトレンズを使っていましたが、インドでの1ヶ月の旅行では1DAY使い捨てコンタクトを使い、60枚のコンタクトレンズを持って行きました。
ただ、1,2年間の世界一周となると1DAYコンタクトだと2000枚のレンズが必要です。
これは荷物が多くなり、苦痛です。
ある程度の都市でしたら普通に販売しているはずですので、途中で買い増しながらという方法もあります。しかし、その心配をし続けるのは微妙です。
また、2WEEKコンタクトレンズを使うのも洗浄液が必要ですし、こすり洗いも必要なのでめんどくさいです。
そして海外での洗浄は衛生面で心配、荷物も増えてしまいます。
世界一周のためにレーシックを考えました
角膜を削るレーシック手術も考えました。最近では以前と比べ安くなり、20〜30万でできるようです。しかし、多くの人が考えるのが「もし失敗したら…」ということです。
ぼくもこの部分が不安でいろんなレーシックの記事を調べました。
このような記事は調べたら調べるほど否定的な怖い記事がたくさん出てくるので、さらに心配になってしまいました。
ここでもし失敗したら世界一周どころではなくなると思い、レーシック手術はやめておくことにしました。
実際レーシック手術を決意し、病院に行ってみたら、角膜が薄くて手術できない方もいるらしいです。
世界一周に最適なコンタクトレンズを発見しました
Alconというメーカーから出ている『1ヶ月終日および連続装用コンタクトレンズ AIR OPTIX EX AQUA』という商品を見つけました。
初めて見たときは、どうせこすり洗いが必要なんだろうと思っていましたが、どうやら高い酸素透過率により夜もつけっぱなし、1ヶ月間一切外さなくてよいコンタクトレンズとのこと。
就寝時もはずさずに装用を続る装用方法です。
連続装用として認可されたコンタクトレンズのみが連続装用が可能です。
最長1ヶ月連続装用可能な製品と最長1週間までの製品がありますが、いずれも連続装用は眼科の先生の管理の下で行う必要があります。
AIR OPTIX EX AQUAとAlconの会社について

AIR OPTIX EX AQUAなら朝と夜の付け外しをしなくてもよいし、レンズの枚数も減らすことができます。
実際朝と夜の付け外しを外で行うのは大変ですし、衛生面でも心配です。
インドの夜行鉄道で朝になったときに1DAYコンタクトを付けましたが、揺れる車内でコンタクトレンズをつけるのは一苦労でした。
また、ぼくはかなり目が悪いので朝起きてすぐに周りの状況を把握することができません。終日装用コンタクトレンズならつけたまま寝られるので、朝起きても視界がクリアです。
・レーシックを受けるのはリスクがあり、怖い。(レーシックNG)
・コンタクトレンズを大量に持って行くのは嫌だ。(1DAYコンタクトNG)
・洗浄液を常に持ち歩くのは嫌だ。(洗浄液NG)
・不衛生な場所でレンズの入れ替えをするのは嫌だ。(日々の洗浄NG)
・コンタクトレンズをつけたまま寝たい。(夜の付け外しNG)
アルコンという会社について調べました。
世界140カ国以上で製品提供するアイケアのグローバルカンパニー
アルコンは米国テキサス州フォートワースに本拠を構え、2018年に創業70周年を迎えます。 コンタクトレンズ関連製品だけでなく、眼科手術用の機器や器具、眼内レンズなどの開発、製造、販売を行う、医療機器メーカーです。手術用機器市場では世界No.1、コンタクトレンズ市場でも世界No.2のシェアとなっています。 さらに、世界中に30以上ある研修センターでは、医師、学生、研修医、サポートスタッフの皆様を対象にさまざまな研修プログラムを提供しています。連続装用可能といっても、事前に眼科医による許可は必要です。
終日装用で使用している方でも眼科医の指導の下、連続装用も可能となるフレキシブルなレンズとして、 ユーザーの選択肢を広げました。連続装用は個人の体質や生活環境等によっても左右されるため、誰でも可能というわけではありません。事前に眼科医に相談の 上、所定の検査を受けて、連続装用可能と判断された方のみ対象となります。
実際にAIR OPTIX EX AQUAを使ってみた
早速購入し、使用してみました。
初めて付けた3日間はゴロゴロとした感じがして、もしかしたらあわないのかもと焦りました。
しかし、レビューで何人もの人が1週間ぐらいで何も違和感を感じなくなると書いてましたので、しばらく使用してみました。
付けて5日目ぐらいから全く違和感がなくなりました。それから1ヶ月後のつけかえからは、つけたときから違和感ゼロでした。
2WEEKコンタクトで昼寝してしまったときのあのコンタクトレンズのバキバキ感がなくなっただけですごいと思います。(なったことがある方しかわからないかもしれません)
つけたまま寝られる。
布団で本を読みながら眠たくなったらそのまま寝れるという幸せ、
あの煩わしい洗浄を夜の眠たい時間にしなくて良い幸せ、を得ることができます。
AIR OPTIX EX AQUAの価格はどのくらいか
値段は高いだろうと思っていましたが、そんなことありませんでした。むしろ洗浄液の代金を考慮すると、2ウィークコンタクトレンズよりも安いです。
3ヶ月で3700円+洗浄液800円=計4500円(両目3ヶ月)
・AIR OPTIX EX AQUA(価格.com内の信用できるサイトで購入)
3ヶ月で4420円+洗浄液必要なし=計4420円(両目3ヶ月)
AIR OPTIX EX AQUAの方が安いのです。
価格は買う場所にもよると思います。ぼくは定期的に検診だけ行い、ネットで購入しています。
ネットで購入するときはBCの数値が今まで使っていたものと一致しているかどうか確認することをお忘れなく。
「ベースカーブ」(BC)というのは「Base Curve」の略文字です。
レンズが眼球に接する部分のカーブの曲がり度合を示す数値で一般的に単位はミリメートルであらわされます。その数値が大きいほどカーブが緩く、少ないほど急になっていきます。
例えばBCが9.0というのは半径が9.0ミリ(直径1.8センチ)の円のカーブになっているということです。
眼球のカーブに対してベースカーブが小さい場合、眼球が圧迫され張り付くような締め付けを感じることがあり、逆にベースカーブが大きい場合、目を動かしたときにレンズがずれるように感じることがあります。
世界一周用のコンタクトレンズはAIR OPTIX EX AQUAで決まりです
実際1年間試しに使用し続けているところ、まったく問題がないのでAIR OPTIX EX AQUAを世界一周旅行のコンタクトレンズにしようと思います。
レーシックの手術のリスクを背負うことなく、レンズ洗浄や荷物の多さの煩わしさもない。
長期旅行のおすすめのコンタクトレンズです。
ちなみに2年間の長期旅行で両目で3ヶ月分入りの箱が16箱。枚数にすると48枚。1ヶ月のインド旅行で持ち運んだ1DAYコンタクト60枚よりも少なくなりました。
金額にすると3~4万円ほど。
このコンタクトレンズがロストバッケージや盗難でなくなってしまうと厳しいので、メインバッグとサブバックに分けて入れる予定です。
2018年10月追記
一応念のため、半年に一度眼科で検診を受けています。1年半このコンタクトレンズを使用していますが、全く目の異常は見られません。(もちろん、販売される前に異常がないかメーカーでチェックしているので当たり前といえば当たり前ですが。)
世界一周用2年間分のレンズを購入しました(2018.10追記)
出発の2ヶ月前、眼科でレンズの調整をしてもらい、最も目にあう度数を調整しました。
そして、ネット通販で3枚入り(3ヶ月分)×8箱×両目分=計16箱を購入しました。
色々なコンタクトレンズの通販会社を調べ、最も安いAmazonのネット通販で購入し、その金額計33,760円でした。Amazonのポイントキャッシュバックキャンペーン中だったこともあり、プライム会員なので約2000円分のポイントがキャッシュバックされました。
購入金額が2〜3万円となりますので楽天やAmazonで購入される方は、ポイントキャンペーンを狙うとさらに安く買うことができます。
そして、届いた現物がこちら。

箱を崩せば、2年間分のコンタクトレンズが、パスポートと同じくらいのサイズのポーチに入りました。

こんなにコンパクトになると、1DAYコンタクトレンズを大量に持ち運ぶのが馬鹿らしくなります。
AIR OPTIX EX AQUAまとめ
・終日および連続装用ソフトコンタクトレンズ
・1ヶ月間つけたままでOK
・信用できるコンタクトレンズメーカーの製品
・価格は2weekコンタクトレンズと同程度
・事前に眼科医の診断をするべき
・BCに注意
・レーシックを受けるのはリスクがあり、怖い。(レーシックNG)
・コンタクトレンズを大量に持って行くのは嫌だ。(1DAYコンタクトNG)
・洗浄液を常に持ち歩くのは嫌だ。(洗浄液NG)
・不衛生な場所でレンズの入れ替えをするのは嫌だ。(日々の洗浄NG)
・コンタクトレンズをつけたまま寝たい。(夜の付け外しNG)
眼の悪い旅人のすべての悩みを一気に解決することができます。
ただし、旅中での眼のトラブルを防ぐためにも、必ず眼科医の許可を得られた方のみ使用してください。
このコンタクトレンズを使って、眼が悪いという難点を旅で解消できた方がいれば幸いです。
以上、終日および連続装用可能レンズコンタクトレンズAIR OPTIX EX AQUAの紹介でした。