日本から中国に船で行くなら片道2万円の新鑑真号か蘇州號号に乗るべし

世界一周出発まで2ヶ月になりました。

そこで悩むのがどこの国から行くか?ということ。

僕は中国から行くことに決めました。

旅は十人十色。ぼくはどういう世界一周をしたいのか

しかし、日本から中国に行く船があるということは知っているものの、

・どこから乗ってどこにつくの?

・お値段はどのくらい?

・どれだけ時間かかるの?

ということを調べていませんでした。

そこで改めて日本から中国へのフェリーを調べてみました。

2018年12月追加編集

新鑑真号のHPがとてもわかりやすくリニューアルされていました。写真もわかりやすくなっていましたので一部引用し編集しました。

そもそもなんで船なのか?

陸路で行きたいという気持ちと、ただ単に船に乗りたいという気持ちが決め手です。

実は人生においてあんまり船に乗った記憶がありません。人生一度は大きな船に乗って大海原を!という夢をこの機会に叶えるべく、船に乗ることにしました。

また、日本を離れ、中国に到着するときの気分はどんなもんだろうか、というワクワク感がたまりません。

大陸が見えたときのコロンブスの気持ちを味ってやろうという狙いです。

船は?

日本から中国に向かう船は現在2つのみ。

・蘇州號(SU ZHOU HAO) – 上海フェリー株式会社運営

・新鑑真(しんがんじん) – 日中国際フェリー株式会社運営

ちなみに長崎から出航しているオーシャンローズ号という船もあったようですが、日中関係悪化でなくなったようです。

オーシャンローズ – Wikipedia

2012年にHTBクルーズ株式会社が長崎市-上海市間で運航した格安クルーズ船。元は新日本海フェリーの「フェリーらべんだあ」。日中関係の険悪化により数ヶ月で運航廃止した。

そして、蘇州號(SU ZHOU HAO)ってスーホウハオで読み方があっているのかはわかりません。

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蘇州號の航路と運行

蘇州號の航路と運行について調べました。

航路:大阪→上海
運行:毎週金曜日の12時発→日曜日の9時〜15時着

毎週金曜日発の2泊3日の運行になります。

大阪の船の乗り場は大阪港国際フェリーターミナル。

コスモスクエア駅という駅が近くにあり、大阪駅から電車で約20分です。そこから大阪港国際フェリーターミナルへは徒歩で15分ほど。

アクセス良好です。

到着は上海の上海港国際客運中心(上海港国際クルーズターミナル)。

そして肝心の船の外観がこちら。

公式ページの写真ですが、ぼんやりしててよくわかりませんが、かなり大きい船だと思います。

蘇州號の価格と部屋について

蘇州號の価格はこちら。

蘇州號の価格 – HPより(2019.2時点)

学割やら身体障害者割引や子供割引がありますが、ここでは通常料金を載せています。

部屋のグレードが何通りかあり、そのグレードごとに料金が変わります。

一番高い部屋が貴賓室。お値段10万円

そして最も安い部屋が2等室Bの2万円

ここで気になるのが貴賓室の部屋の内観と2等室の部屋の内観。

まずは貴賓室から。

綺麗な大きめのゆったりとした空間の部屋です。

そして特別室。

ビジネスホテルのような部屋です。

そして1等室。

2段ベット。他人のいびきが気にならないなら大丈夫です。

そして最後に2等室。

なんかこっちの2等室のほうが1等室より広々として良い感じです。

おそらく乗船中は何等室に泊まっているかという人々のヒエラルキーが充満しそうです。もちろん僕が乗るであろう部屋は2等室となります。

蘇州號のHPはこちら→https://www.shanghai-ferry.co.jp

新鑑真の航路と運行

新鑑真の航路と運行について調べました。

航路:大阪又は神戸→上海
運行:毎週火曜日の11時半発→木曜日の9時〜15時着

各週ごとに大阪発か神戸発で出航港が入れ替わります。

大阪の船の乗り場は蘇州號と同じく大阪港国際フェリーターミナル。

神戸の船の乗り場は阪神港(神戸ポートターミナル)。

ポートターミナル駅という駅が近くにあり、神戸駅から電車で約15分でアクセス良好です。

到着は蘇州號と同じく、上海の上海港国際客運中心(上海港国際クルーズターミナル)。

そして、船の外観がこちら。

蘇州號に似ています。

新鑑真 – Wikipedia

神戸港・神戸ポートターミナル(兵庫県神戸市)、大阪南港・国際フェリーターミナル(大阪府大阪市)と上海港(中国)を結ぶ国際定期フェリーである。中国船らしく船内には麻雀室を備えている。船名の由来は、失明や遣唐使の難破など度重なる苦難を乗り越えて来日を果たした唐代の中国僧・鑑真

先代の鑑真の代船として尾道造船で建造され、1994年に就航した。先代の鑑真は有村産業が運航していた飛龍を改名したもので、本船は航路初の新造船となった。

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新鑑真の価格と部屋について

新鑑真の価格はこちら。

新鑑真も部屋のグレードが何通りかあり、そのグレードごとに料金が変わります。

一番高い部屋が貴賓室。お値段10万円

そして最も安い部屋が2等室Bの2万円

基本的な値段は蘇州號と変わりません。

そしてそれぞれの部屋の写真を。

まずは貴賓室から。

高級ホテルのようなとても綺麗な部屋です。片道10万円です。

そして特別室。

ビジネスホテルのような部屋です。片道4万円です。

1等室の部屋。ここからドミトリーのような感じになります。片道2.5万円です。

そして2等室の洋室。

2段ベットで1等室に比べ、狭い感じがします。片道2万円で一番安い部屋です。

そして最後に2等室の和室。

雑魚寝の部屋です。片道2万円で一番安い部屋です。

新鑑真のHPはこちら→https://www.shinganjin.com

中国行きの船に乗る際の注意点

蘇州號と新鑑真の両方に乗る際の注意点を記載します。

燃料費と出国税

どちらの船も燃料費2000円と出国税1000円が加算されます。

もし、2万円の部屋に乗るなら、合計2万3000円となります。

手荷物は2個まで

手荷物はどちらの船も2個まで。

蘇州號:合計30kgまで

新鑑真:1個につき15kgまで

危険物の持ち込み禁止

どちらの船も飛行機と同じくガス類などの危険物の持ち込みができません。

虫除けスプレーなども対象になる可能性があります。

復路の航空券やチケットが必要な場合あり

中国は2週間以内の滞在の場合、ビザなしで入国することができます。

しかし、蘇州號ではトラブルを避けるため、出国することを証明する何らかのチケットがないと、乗船を断られることがあるようです。

インターネット予約可能

各社ホームページからネット予約が可能です。

Wi-Fiは有料

新鑑真のみあり。Wi-Fiは有料で、500MB/72時間のデータ通信が1000円です。

蘇州號号はネットバーという形で日本近海での指定時間のみのみ有料で使用可能です。

各種便利なサービス・施設

100円で無制限に使用可能のコインロッカーや無料の乾燥機付きのランドリーがあります。

また、当然のことながらシャワールームもあります。

どっちの船に乗るか

どちらもさほど変わらないですが、

・新鑑真号の方が大阪と神戸の2つの港という2つの選択肢がある。
・新鑑真号のホームページの方が案内がわかりやすい。
・新鑑真号は時間制限のないWi-Fiあり。

という以上のことを考えると、ぼくにとっては新鑑真の方が良いと判断しました。

僕は徳島の実家に一度帰り、それから出発予定なので神戸の方が近いです。そのため、神戸からも出航している新鑑真に乗る予定です。

乗る部屋は貧乏旅行のため、2等室。

中国に到着したときの景色を見るのが楽しみです。

新鑑真号で大阪湾から上海に向かう

※写真は各船HPを引用しています。

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