ランタンの燈る街、ホイアンへ

中国を経て、ベトナムに入国。その後、サパ、ハノイを経て、ホイアンに到着しました。

ホイアンに到着

16時間のバスを経て、ホイアンに到着。ホイアンでは2泊3日を過ごすように宿をあらかじめ取ってありました。

ホイアン – Wikipedia

ホイアンとは、ベトナム中部クアンナム省の都市であり、ダナン市の南方30キロ、トゥボン川の河口に位置する古い港町である。中国人街を中心に古い建築が残り、1999年に「ホイアンの古い町並み」としてユネスコの世界文化遺産に登録されている

バスが到着する直前、学校らしきところから白いアオザイを着た、学生たちがわんさか出てくるのを見て、やっと観光用ではない、純粋なアオザイと自転車を見ることができたと感動しました。

しかし、バスを降り、宿に着くなり、少し嫌な予感を感じました。

パーティーピーポーな西洋人の方が多いのです。

宿の近くのレストランからは、ガンガンとEDMが流れており、それはベトナムの景色には全くあいません。

なんだか、この街、馴染めなさそうだ…と感じとった瞬間でした。

中国で出会った日本人の方の言葉を思い出しました。「もしかしたらベトナムは、君には合わないかもしれないですよ。インスタ系の雰囲気ばっかりですよ。」と。

その通り、カップルがたくさんいるなかで、寂しい一人でのホイアンになってしまいました。

夜のホイアンを歩く

夜のホイアンを歩きました。もっとも賑わっているところは川の上にかかっているアンホイ橋付近。

夜になるとナイトマーケットがたくさん出て、お祭りのような感じになります。

屋台では色々と食べ歩き。初めてカエルの肉を食べました。

そのほかにもバナナクレープやエビ入りのピザみたいなものも。

そしてこの街で人気なのが、ランタンの灯り。多くの方がこのランタンの前で写真を撮っていました。

もちろん、綺麗だと感じました。でも、何か純粋な綺麗さと違い、どこか観光地化されすぎているような感じです。

写真では落ち着いた街の雰囲気に見えますが、実際にはガンガンとダンスミュージックがたくさんの店でかかっており、盛り上がっている旅行者がたくさんいました。

その音楽でこの落ち着いた街並みも残念なものになってしまいます。

もちろんベトナムの方にとっては、観光で人気を呼び、旅行者がたくさん訪れた方がいいのかもしれません。

でも、世界遺産に登録されている古い街並みがもっと落ち着いた雰囲気のものになったらいいな、と感じました。

しかし、激しい夜の街も10時頃、賑わうところから少し離れて川沿いを歩くと良い雰囲気でした。

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でも昼のホイアンが好きだ

昼のホイアンを歩きました。

僕は昼のホイアンの方が好きです。街並みは夜とうってかわって、落ち着いた雰囲気です。

おいしいマンゴーを売ってくれたおばちゃん。このフルーツの竿、とても重くておばちゃんの肩が心配になりました。

街の中心部から西へ少し歩くとホイアン市場があり、そこで色々と散策するのもわくわくとしました。

そして、出店にておいしいワンタンみたいな物を食べました。

ホイアン郊外をサイクリング

ホイアン郊外に行くと、そこには大きな田園風景が広がっていました。

水田の中にポツンとある、日本人の谷弥次郎兵衛さんの墓を見つけたり、

途中で結婚式を見せてもらい、写真を撮らせてもらったり。

そして、犬と戯れたり。僕の手にかかれば、犬もこの格好です。

あとは、街から4kmほどのところにあるビーチで、足だけ浸かってみたり。

ホーチミン、そしてサデークへ

ホイアンを去り、ホーチミンで乗り換え、ベトナム人の友達の住むサデークを目指したいと思います。

ホーチミンは5年前に行きましたが、あまりおもしろくなかったので素通りすることにします。

サデークはメコンデルタ地帯。豊富な食が楽しみです。

バスでホーチミンまで25時間、1000km。苦しい移動時間になりそうです。

一人旅は、二つの側面を持つ旅だった。同じ旅をしていても、自分の口が淋しいと言えば、淋しくなるし、自由だと言えば、自由になれる。この二面性のどちらを自分のモノにするかで、旅の意味合いが大きく変わってしまうのだ。おそらく、これから先の私の独りぼっちの人生で、それと同じではないだろうか。
もしかすると、この世の全ての事象は「自分がソレのどこを見るか」だけで、がらりと変わってしまうのかも知れない。

– 森沢明夫「あなたへ」
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