大金をどうやって持ち運ぶのか考えました。世界一周のお金の管理方法

どうやって高額のお金を持ち運ぶの?

世界一周するときに悩むのがお金の管理。

世界一周に行くことを言うと、「どうやって高額のお金を持ち運ぶの?」ってよく聞かれます。

正直1週間程度の短期間の旅行なら現金とクレジットカードでOKだと思います。

実際、タイやベトナム、香港は現金を数万円持って行き、少しずつ両替しながら過ごしました。

1ヶ月のインド旅行ではNEOmoneyを使用!

※画像クリックでNEOmoneyのページにとべます。※画像はNEOmoneyHPより引用

インド旅行当時はお金の管理方法がわからず、クレジットカードだけだと心配ということで海外のATMで使用できる「NEOmoney」というプリペイドカードを使用しました。

地球の歩き方の裏表紙によく宣伝広告を載せているカードです。

このカードはチャージ式で、お金が入ってなければそれ以上のお金が出て行くことはありません。そして、現地の通貨をATMから引き出すことができます。

インドへの1ヶ月の旅ではこのカードに10万円入れて、このカードをメインで使用、なくしたときのためにクレジットカードを1枚持って行くということにしました。

実際、インド・ネパールの使用では問題なく使用できました。結局クレジットカードのキャッシングは使わず、このカードでの現地の現金の引き出しと、クレジットカードの使える店でのクレジット払いで問題ありませんでした。

ただ、世界一周で使えるのかと言われると、少し不便かもしれません。

旅の資金全額をこのカードに入れておくのはリスクがあるので、オンライン上でこのカードに少しずつ入金し、使うという方法もあります。

しかし、それはめんどくさいです。1ヶ月以内の旅なら入金してあるお金しか引き出せないという面でいいかもしれません。

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海外ATMで使えるカードって?

海外のATMで【VISA】または【PLUS】というマークのあるATMであれば

・クレジットカードでのキャッシング

・デビットカードでの現地通貨の引き出し

が可能なカードが様々あります。

実際海外のほとんどのATMでこのマークがあります。

– 三井住友銀行HPより引用

最近では多くのクレジットカードやデビットカードが当たり前のように海外対応になっています。

会社によっては、予め海外を行くためのオンライン上の手続きボタンを押していないと使えないこともあります。カード会社からすれば急に海外からのアクセスがあれば、拒否するのもセキュリティーの上で仕方がないかもしれません。

あらかじめカード会社のHPで海外対応のカードか調べておく必要があります。

ほとんどの長期旅行者は上記の2つの方法でお金の管理をしているようです。

日本の普通の銀行カードは海外では使えない!

国内の銀行カードではもちろんお金は引き出せません。

インドに行った時に一人の学生からお金がATMから引き出せないという相談を受けました。その彼が持っていたのが、日本の銀行キャッシュカード…。普通に使えないので要注意です。彼はお金に困り、現地銀行でカードを作り、親からそこの口座に振り込んでもらっていました。

裏を返せば、財布を全て奪われ、一文無しになった場合はそうすれば良いです。ただ、パスポートがなければ現地の銀行カードも作れないかも。

デビットカードって?

デビットカードはクレジットカードのようにカードでの支払いができるカードです。しかし、クレジットカードとは異なり、口座から即時引き落としされるのが特長。

直接その場で口座から引き落としなので、お金の管理がしやすいという利便性や銀行に入金している金額以上は使えないという安心感があります。

最近では銀行のキャッシュカードと一体型のデビットカードが多く、海外ATMの現金引き下ろしができる(海外ATMで日本の銀行カードのように現地通貨を出勤できる)というメリットがあります。

どの種類のカードを持って行くの?

ぼくが持って行くカードは

・クレジットカード2枚

・デビットカード2枚

・NEOmoney(入金0円)

の計5枚となります。どのカードも海外ATMでの使用が可能です。それぞれ1枚ずつメインバッグ、サブバックに分けて管理し、盗難等のリスクを回避します。

全てのカードが奪われた時点で一旦旅行終了です。現地で銀行カードを作り、お金を家族に振り込んでもらって、帰りの航空券を買い、一時帰国になってしまうと思います。

NEOmoneyはインド旅行のためにせっかく作ったので、入金なしで持って行き、何かがあった時のために持ち歩きます。家族にオンライン上で振り込んでもらえるので便利です。※だたし先に家族が振り込むための委任状の提出が必要です。

カードの期限に注意

クレジットカードとデビットカードには使用期限があり、多くのカードで発行から5年間です。5年目に自宅に新しいカードが届き、そのカードに切り替わります。
もちろん、旅行に出ていればカードを受け取れないので持っているカードはただのプラスチックになります。
旅行前にカードを申請すれば、5年間での旅行中は安心して使えます。

銀行はオンラインで振り込めるサービスがある会社を選ぶ

ぼくは三井住友銀行とりそな銀行を使用します。

どちらの銀行もオンライン振込の際に必要なワンタイムパスワード等の管理が、携帯のアプリでできます。

ですので、ネット上で振り込みやお金の移動をする場合の番号カードやパスワード生成機器の持ち運びは必要ありません。携帯をなくした場合は電話確認をすることで別の機器にアプリをダウンロードし、同じように使用できます。

SMBC VISA デビット

日本の銀行のATMと同じような感覚で海外ATMで現地通貨を引き出せたり、利用したその時点で口座から即時に引き落とされるカードです。

即座に引き落とされるからお金の管理がしやすいし、SMBCダイレクトというサービスを利用すれば、ネットの繋がる環境下であれば、口座間のお金の移動がとてもやりやすいです。

例えば、400万円の資金を世界一周に持って行くとします。しかし、A銀行に400万円を入れるのは怖い。カードを紛失した場合に全てのお金がなくなってしまう可能性もあります。

では、A銀行に100万円、B銀行に300万円をいれておき、旅行のメインで使うA銀行でお金が少なくなってくれば、B銀行からオンラインでA銀行に入金するといったリスクの軽減ができます。

ぼくの場合はこのA銀行が三井住友銀行に当たります。三井住友銀行はやはり大手銀行ということもあり、サービスが豊富で専用アプリも使いやすいです。

便利なパスワード生成アプリ

オンライン上での入金に必要なワンタイムパスワードというパスワード生成アプリを携帯にダウンロードしておけば、パスワード生成機の持ち運びというリスキーなことをしなくてよいです。

上の画像のパスワード生成機。小さくてなくしそうで持ち運ぶには少し微妙です。

スマートフォンにダウンロードできるパスワード生成アプリを使えば、生成機を持ち運ぶ必要なしです。

もし、スマートフォンがなくなり、他のスマートフォンに新たにダウンロードする場合は、セキュリティー上、電話での認証が必要になります。携帯電話を解約するから電話番号がないよって方もいらっしゃると思います。

旅行中で携帯会社と契約していなくても050Plusという月数百円のオンライン電話アプリを使えば、ネットが繋がる環境下で電話を使用できます。電話番号付与型のLINEみたいなものです。

りそなVisaデビット

こちらのカードもりそな銀行が出しているデビットカードとなります。基本的には上記のSMBCカードと同じです。専用アプリがあり、便利です。

基本的にこのカードはサブで使用します。SMBCデビットが紛失した場合の予備です。こちらもパスワード生成アプリがあり、携帯でお金の管理ができます。

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キャッシングの手数料、ATMの手数料ってどうなの?

これはかなり複雑です。

キャッシングの手数料はキャッシングのタイミングによって変わります。

毎回キャッシング費用が最低限しかかからない日(確定日の前)にお金を引き出すようにしている旅行者もいます。

でも正直それを気にするのはめんどくさいというのがだらしないぼくの意見です。

ネットで検索すればデビットカードがよいかキャッシングがいいか比較している記事がたくさん出てきます。

それよりも重要なのはいかに安全にお金を管理できるか、リスクを分散できるか、が重要ではないかと思います。

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