更新なら簡単にできる、世界一周のための10年パスポートへの更新とパスポートの増補

世界一周や長期旅行をする上で大切なのが、パスポートの期限。

世界一周中にパスポートの更新をするのは、それぞれの国にある日本大使館で可能です。

しかし、パスポート期限が少ないことで入国拒否や飛行機の予約が取れないなどトラブルにあう可能性も高くなります。

そのため、あらかじめ日本でパスポートの更新の手続きをしておくほうが良いです。

パスポートの更新可能な人について

パスポートの更新といっても、全ての人ができるわけではありません。

パスポートの更新が可能なのは、以下のような人です。

有効期間が1年未満となった方

②パスポートの査証欄の余白が少なくなった方(増補申請できる場合があります。)

③パスポートの氏名・本籍の都道府県名などの記載事項が変更になった方(記載事項変更申請も可能です。)

④IC旅券ではない旅券をお持ちの方で、IC旅券への切替を希望される方

⑤パスポートを損傷させてしまった方

⑥「記載事項の訂正」(スタンプ印字による訂正)をしたパスポートをお持ちの方

千葉県庁HPより

基本的には、①のパスポートの期限が1年未満になったから更新する、という方がほどんどだと思います。ぼくも有効期間が1年未満になったため、更新しました。

期間が1年未満ではなくても、赴任や留学などでの長期滞在のために、VISAを取得する場合は事情を確認できる書類の提出により、新たにパスポートを取得することができます。

しかし、バックパッカーのような長期旅行者は事情を確認できる書類がないため、この特例を適応することは難しいです。

1年以上更新までの期間がギリギリある、という方は海外で比較的更新が容易にできる国や日本大使館の情報をサーチしておく必要があります。日本人の旅人が多い国(タイやベトナム、フィリピンなど)だと情報が多く、更新も容易にできると思います。

パスポートの期限が

  • 1年未満の方 → 更新を日本でしておくべき!
  • 1年以上ある方 → 海外で更新できる情報をリサーチしておきましょう!

古いパスポートは返却される

古いパスポートは穴が開けられ、使えなくなりますが、返してくれます。

古いパスポートは思い出として大切に保管したいところですが、長期旅行に持っていくと、ビザの認証のときに役立ちます。

例えば、インドビザ。インドビザでは過去にビザを所得したことがあるなら、そのビザの提示を求められます。そのときに持っていなくても問題はないのですが、前回所得したVISAが提示できるとビザの認証がスムーズになることがあります。

また、穴の開けられた古いパスポートに、似た色の台紙を挟み、本物に見せることで、強盗などのトラブル対策として活用しているバックパッカーもいます。

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増補も更新のついでにしておいたほうがいい

世界一周旅行や長期旅行の場合は、パスポートの更新のついでに増補もした方がいいです。

パスポートの増補は一冊のパスポートで1回きり、1回で40ページの追加となります。

長期の世界一周となると足りなくなり、海外にある日本大使館に行くという、めんどくさいことをしなければなりません。

行く国数が大まかに決まっており、VISAの所得が必要のない国をメインで行く方、多くの国に行かないためスタンプを押されない予定という方は、増補しないほうがいいです。

パスポートが嵩張ってしまうため、セキュリティーポートなどに入れにくくなってしまいます。

僕はどれだけの国に行くかわからないため、増補もしました。

左が増補したパスポート。右が増補していないパスポート。若干ですが、比較すると確かに厚く、若干重みがあります。

ちなみに増補の仕方は透明のテープで貼り付けるという雑な仕様です。

増補についてはこちらを参考にしました。(千葉県での例)

千葉県庁ホームページ/パスポートの増補申請

パスポートの増補の中止(2019年2月追記〜)

パスポートの増補についての追記です。

2019年2月現在、パスポートを増補することを廃止する方向で、政府が旅券法の改正を検討しているようです。

先進7カ国(G7)で増補制度を残しているのは日本だけとなり、増補した旅券の持ち主が海外でパスポートの偽造を疑われてしまう、ということを懸念しているようです。

また、最近ではビザの電子化も進んでおり、今までよりもパスポートのページが必要なくなったということも理由の一つかもしれません。

今後、パスポートの増補がなくなるかもしれないので、注意が必要です。

かかった費用と時間、パスポートが更新できる場所は?

費用

10年パスポートが1万6000円、増補が2500円。

あわせて1万8500円です。

増補の料金は、「後で増補をする手間を考えると2500円ならしておきたい!」というお値段です。

所要時間

かかった時間は1週間。更新申請から1週間後に受け取りです。

ただし、連休前は役所が休みのため、1週間以上かかる場合があるので注意が必要です。

また、連休前は駆け込みで多くの方が市役所や役場を利用するため時間がかかります。余裕を持って行っておけば安心です。

場所

基本的に「市町村名〇〇 パスポート更新」と調べていただくと、どこで手続きをできるかわかります。

ちなみに写真について

ちなみにパスポートの写真の印刷については、写真館で撮った履歴書用の写真のデータを使い、その写真をL版のデータに4枚貼り付け、セブンイレブンの写真印刷をし、4枚分で30円という裏技で格安で作成しました。

詳しくは下の記事をご参考ください。

【自作すれば激安】Macの純正アプリだけで世界一周用の証明写真をたったの30円で自作する方法

写真の加工が面倒くさい方は写真のデータさえあれば、コンビニで4枚分で200円で履歴書サイズやパスポートサイズなどの規格で出せます。

ピクチャンというコンビニのコピー機にあるサービスです。

携帯で撮って出す方法やアプリもあるらしいですが、パスポート写真においてはやめておいた方が無難です。

パスポートは写真の規格が厳しいため、入国審査で疑われてしまい、入国できないということになりかねません。

写真データがない方は、一度写真屋さんで撮ってもらい、データをもらっておけば、旅行中も海外で印刷でき、便利です。

世界一周でビザや入山の時など使うときは様々なので、各サイズを何枚か印刷しておくと安心です。

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