中国を経て、ベトナムに入国。その後、サパ、ハノイ、ホイアンを経て、ホーチミンに到着しました。その後、友達の住む街、サデークを目指しました。

24時間移動でホーチミンに到着
ホイアンからバスで24時間かかり、ホーチミンに到着しました。
ホイアンを夕方6時に出発。朝6時にニャチャンで乗り換え。そして、ホーチミンに夕方6時に到着。
24時間の大移動でした。20時間目くらいで腰が痛くなり、そして、携帯、読書に飽き飽きし、苦痛でした。
ホーチミンでは、有名な通りであるブイビエン通りの近くに停車。
ホーチミンは5年前に訪れたことがあるのですが、5年前と変わらず、大都会です。
横断歩道ひとつ渡るだけで迫り来るバイクの大軍に恐ろしさを感じます。
そして、ホテルを散々探し回ったあと、ホーチミンのバックパッカーの安宿街、デタム通りで1日700円のドミトリーを発見。
泊まることにしました。
筋トレ旅人との出会い
そのホテルで、世界のジムに通うことを夢見る木島君と出会いました。
彼はホーチミンに滞在し、ホーチミンのジムに通い、身体を鍛えることに専念しているようです。
全く知らなかったジムの世界。
世界中にジムはあるようで、彼は1年後、世界ジム巡り(筋トレ)の旅に出るそうです。
本当に色々な旅人に会うことができるな~としみじみ思いました。
今後の活躍が楽しみです。
一緒にホーチミンのラーメン屋(450円ほど)に行ったのがいい思い出となりました。

ホーチミンからサデックへ
ホーチミンから南西140kmのところに位置するサデックという街。
サデック、またはサデークと呼ぶようです。
そこにチーさんという、日本で一緒に働いたことのあるベトナム人の友達がおり、ベトナムに行ったときには会いに行く約束をしていました。
ホーチミンで一晩過ごし、ホーチミンの中心部から南西にある、バスターミナルへ。
バスターミナルまで路線バスを使って行きました。路線バスはホーチミンにきて初めての経験です。
一見難しそうですが、バス停に通る場所が書いており、均一料金5000ドン~6000ドン(25円〜30円)。5〜10分間隔でくるので、乗りこなせば安くホーチミン内を移動できます。

そして、5時間のバス(500円)でサデークに到着しました。

サデークはベトナム南部メコンデルタ地方、ドンタップ省の都市。「サデーク」はクメール語で「水の神」を意味し、メコン川の河港と農工業の交易、生花と米および米粉製品の生産で知られる。サデックとも。
着いたのは夜の7時。
なんとか歩き回り、ホテルを探して値段交渉。
この街を訪れる旅行者は少ないためか、一人も見かけませんでした。
英語も通じず、筆談でなんとか泊まらせてもらえることに。

個室で綺麗な部屋。値段は1日250000ドン(=1250円)。
ヤモリが部屋を守ってくれており、2匹ほど見かけました。
夕食は屋台飯。魚の煮物とフォーです。200円。

自転車を借りる
友達のチーさんに連絡すると、僕が家の住所を勘違いしていたようで、泊まったホテルから南へ20kmのところにある町に住んでいるようでした。

この町ではバイクタクシーもほぼ見かけず、友達も赤ちゃんがいるため、家を離れて迎えに来てもらうことは迷惑だと考え、自分でなんとかしていくことにしました。
ホテルの方に相談すると、125ccのバイクしか貸すことができないとのこと。
バイクを運転したことのない僕が、マニュアルのバイクを言葉の通じないベトナムの旅行者のいない町で運転することは危険だと判断しました。
そして、自転車を借りたいと言うと、「自転車は持っていない。」とのこと。
歩いていくか、どこかでバイクタクシーを捕まえて行くしかないか…と考えていると、ホテルのオーナーが「待ってろ、友達に連絡する。」と何人かの友達に連絡して、なんとか友達の自転車を借りてくれたようです。
僕も無料で貸してもらうつもりはなかったので、お金をきちんと払いたいとお願いすると、「いらない!」との一点張り。
宿のオーナーの優しさに心打たれました。
いざ、友達の家へ
朝9時に自転車(ママチャリ)に乗って出発。
20kmの距離なら自転車で1時間弱でつけるはずと、自転車を走らせました。

大きい道路よりも小さい道路で行った方が車も少なくて良いだろうと小さい道を使おうとしましたが、これが間違いでした。
ここはメコンデルタ地帯。
ところどころに川があり、橋があり、そして、田んぼや畑が広がっています。
自転車で細い道を進むも、途中で道がない、行き止まりに。
半べそをかきながら、来た道を引き返し、大きい道路を通って、大回りしてGoogleマップの言う通りにいくことにしました。

通り過ぎるベトナム人は、そんな僕を見て、不思議そうだったり、怪訝な顔をしたり、クスッと笑ったり、反応が様々でした。
それはそうです。観光客が来ない町で変な怪しい風貌の男が、中学生以下しか乗らない自転車でヒーヒー言っているのです。
怪しさを感じるのも無理はありません。
半分ぐらい来たところで自転車のチェーンが外れるということに。小学生の頃の知識を思い出し、手が真っ黒になりながらもなんとか修理完了。
そして2時間半後、ついに友達の家に到着。

友達のチーさん、そして、チーさんの兄弟や両親、親戚の方々が迎えてくれました。
初めは急に変な日本人が訪れたら、嫌な顔をされないだろうか、と心配していましたが、お父さんの熱い握手でホッとしました。


友達は赤ちゃんがいるため、少しだけ滞在したら迷惑にならないようにすぐに帰ろうと思っていましたが、ご飯を作ってくれるということで、お言葉に甘えていただくことに。
そして、保育園に行っている娘さんを待ち、帰ってきて挨拶をしてから、皆さんにお礼を言い、帰ることに。
帰りは夕日が沈む前までに帰らなければ、とノンストップで自転車ダッシュ。

友達に無事に会えた高揚感であっという間に無事に到着できました。
日本で生活していたときにその友達と出会い、そして、逆にベトナムで生活をしているその友達に会うという、なんだか不思議な気分でした。
でも、この友達に会いに行った自転車旅が、自分の人生の中で、思い返すといい思い出になるのかなと思うと嬉しい気持ちです。
出迎えてくれた友達とその家族の皆さん、そして、見送ってくれたときの笑顔。お父さんの熱い握手。
とても幸せでした。

これからの旅
ベトナムで一番行きたかったところ、友達の家に行くことができました。
これからはノービザ滞在可能期間が迫っているため、ホーチミンに戻り、カンボジアに入国する予定です。
治安があまり良くなさそうなカンボジア。ドキドキしますが、気をつけて周りたいと思います。
