ベトナムではノービザで入国可能な15日間を過ごしました。ベトナムは中国との国境ラオカイから入国し、サパ、ハノイ、ニンビン、ホイアン、ホーチミン、サデックへとバスメインで移動しました。

宿泊等や移動、観光などは基本的にバックパッカースタイルです。
・安く旅することに特別なこだわりはなし。
・宿はドミトリーまたは比較的安めのホテルです。
・高級レストランには行きません。
・食事のたびに何か飲み物をつけてました。食費は飲み物付きです。
・移動は陸路メイン。基本的にバス、鉄道です。タクシーはあまり使いません。
・嗜好品は飲み物やおやつ、カフェ代などです。お酒はあまり飲みません。
・ビザは所得していません。
本記事では、ベトナム15日間の旅での費用・注意点についてまとめました。
目次
15日間のベトナムの費用について
15日間合計 | 1日あたりの費用 | |
食費 | 9364円 | 624円 |
交通費 | 9192円 | 612円 |
宿泊費 | 6757円 | 450円 |
観光費 | 3264円 | 217円 |
日用品・嗜好品 | 4151円 | 276円 |
その他 | 2668円 | 177円 |
合計 | 35396円 | 2359円 |
食費:624円/日
ベトナムの食費は非常に安く、現地の方が行く店では1食あたり100円~250円ほどで満足して食べることができます。ちなみにマクドナルドのセットは350円~500円ほどでした。
おしゃれなカフェの料金はコーヒー一杯150円〜200円ほど。日系のお店(丸亀製麺やラーメン屋)の価格は1食350円〜500円ほどです。
僕の場合、1日あたり624円、1食あたり208円です。たまに日系のお店で食べ、たまにおしゃれなカフェで食べましたが、基本的には屋台のご飯を食べたり、バインミー(100円〜150円)を食べたり。
バインミーは、ベトナムのサンドイッチである。長さ20センチメートルほどの柔らかいフランスパンに切り込みを入れ、バター、パテを塗り、野菜、ハーブ類、肉などをはさみ、ヌクマム(魚醤)などのソースを振り掛ける。携帯性のよさから屋台だけでなく、バスターミナルなどでは駅弁がわりとして新聞紙に包んでも売られる庶民のファーストフード。

朝食付きの宿に泊まったこともあったり、昼まで寝てしまって朝食を食べなかったりしたので、平均価格が下がっていますが、屋台飯でだいたい200円、そこに飲み物をつけ、250円〜300円ぐらいです。
ベトナムは非常に暑いため、食事のたびになにか飲み物を頼んでしまっていました。ちなみにビールは50円〜150円ほどで飲めます。



交通費
基本的にバスを使用しました。
バス
ベトナムではバスの移動費用が非常に安いです。ハノイからホーチミン行きのバスチケット(途中下車可能)で3500円ほど。バスのチケット購入は点在するツアー会社で行いました。

僕はハノイからホーチミンの間にホイアンにも行ったのですが、途中下車可能で3500円です。さらに下車したい都市を増やすと5000円くらいにもなります。
バスは基本的に長距離の場合は寝台バスです。足が伸ばせます。ただ、ベトナム人の身長向けに作ってあるのか、身長の高い西洋人の方は足が収まらず大変そうでした。バスは綺麗な内装で水もサービスでもらうことができます。
途中で食堂やトイレにも止まりますので、集合時間を運転手に聞いた後、地元の食堂のご飯を楽しむこともできます。

他にも乗った区間の金額を下に記載します。
・ラオカイからサパ(1時間半ほど)のバスで150円ほど。
・サパからハノイ(9時間ほど)のバスで1200円ほど。
・ホーチミンからプノンペン(7時間)のバスで1400円ほど。
鉄道
ハノイからチャンアンの世界遺産があるニンビンまでの2時間の移動の鉄道に乗りました。

ハードシートとソフトシートがあるのですが、ハードシートだと木で作られたシートです。

ベトナム人の方が多く使用するのが、ハードシートです。2時間ほどの短時間の移動ならハードシートでも全く問題ありません。トイレも付いています。
ハノイからニンビンまでの2時間の移動で片道450円ほど。ソフトシートならもう少し高くなります。
鉄道の時間やシート状況を知りたい場合はdsvn.vntというサイトで検索することができます。これで検索したものを駅のチケット購入窓口で見せれば、購入が楽チンにできました。
バイクタクシー
あまり使いませんでしたが、土地勘がない場所で仕方なく使用することもありました。基本的には高めの金額になってしまうと思います。ベトナムならGrabというアプリを使用すれば、予め金額がわかっており、トラブルも少ないので安心です。
僕はGrabを使わなかったので少しぼったくられているかもしれません。
使わない場合は大体1kmあたり5000ドン〜8000ドン(25円〜40円)が目安であるようです。
タクシー
タクシーは一度も使用しませんでした。こちらもGrabを使うと予め金額がわかるので安心です。
使わない場合は1kmあたり10000ドン(50円)〜20000ドン(100円)くらいが目安のようです。
路線バス
ホーチミンでは頻繁に路線バスを使用しました。
どこから乗っても基本的に5000ドン〜6000ドン(25円〜30円)。これがとても良い乗り物でした。

乗り方は簡単です。
Googleマップで行きたい場所を検索し、経路を出すとバスの案内も出てきます。
何番のバスにここから乗ってくださいという指示のもと、バス停で待機。大体3分〜10分ほどでバスが来ます。
Googleの指示する番号のバスに乗り込むとお金回収の方が乗っているので、その方にお金を渡し、レシートをもらいます。あとはGoogleマップを見ながら降りる地点を逃さないよう、気をつけながら降りたいバス停の手前でstopブザーを押します。
そして、やや乱暴な止まり方でバスが止まりますので、飛び降りれば下車完了。
気をつけるべきは路線バスの進行方向です。反対車線のバスに乗ってしまうと真逆の方向に行ってしまうので大変です。
あとはバス停の場所。しっかりとしたバス停がある場合もあるのですが、看板だけの場合もあります。
さらに、看板もない場合もありますが、Googleマップの指示する場所でバスを待ち、手をあげると止まってくれます。
バス停がそれでもわからない場合はそこらへんのお店の人に聞いてください。みんな知っていました。
宿泊費:450円/日
ベトナムでは基本的にエクスペディアを使ったり、直接の宿を探したりして宿に泊まりました。
ベトナムの安宿はまとまった地域にあることが多いので、予めその街のどのあたりに安宿が集中しているか確認しておくと安心です。
僕の場合、宿泊費は1日あたり450円ですが、夜行バスを使用しているので実際に宿泊したのは10日分。1泊の平均費用は675円になります。
基本的にドミトリー使用で1日500円~700円ほどで宿泊することができます。
旅行者のほとんど来ない地域だとホテルそのものが少なく、ドミトリーがない場合があります。僕はサデックでドミトリーのホテルがなく、ダブルベットの1200円の宿に泊まりました。


観光費
観光はあまりしていません。それぞれ支払った金額の参考例を下に記載します。
・自転車レンタル(ホイアン)150円
・自転車駐輪代100円
・ニンビン湖(チャンアン)入場/ツアー料2000円
・サパでのcatcat村入場料330円
嗜好品・日用品
ベトナムは暑く、すぐに喉が乾きます、そのため、カフェに入ったり、飲み物を購入したりと、飲み物代が結構かかってしまう感じです。
また、チェーやフルーツパフェなどの美味しい甘味がたくさんあるので、スイーツ好きとしてついつい食べてしまい、金額がかさみました。




あとはスイーツの他に洗濯代やティッシュペーパー、シャンプー、歯間ブラシなども含まれます。
その他
風邪薬やこれからの東南アジア旅に備えた腹痛の薬、そして、SIMカードを購入しました。
あとは洗濯が間に合わなかったので、長ズボンのadidasのジャージズボンを購入しました。
生野菜をよく食べる、ベトナム人の友達の方は、半年に1回、ぎょう虫の薬を飲んでいるようなので、僕も同じくそれを購入しました。2回分で200円ほどでした。
SIMカードについて
SIMカードについては30日間使用可能で、毎日4GBまで使用可能。
つまり30日で60GBまで使用可能で750円。安くて、その金額を聞いた時には、店員さんに「マジで?」と日本語で言ってしまったほどです。
この金額ですので数日間ベトナムに来る方は、SIMカードを契約しておいたほうがいいと思います。僕はハノイの郊外の店で購入しましたが、空港でも販売していると思います。
SIMカードがあるだけでGrabを使えたり、Googleマップでいつでも自分の居場所が確認できたりと、メリットばかりです。Wi-Fi目当てにわざわざカフェに入る必要も無くなります。
ベトナムでの旅の注意点
ベトナムの旅での注意点についてまとめました。
英語が通じないこともある
ベトナムでは英語ができる方が多かったです。
しかし、あまり旅行者の訪れない、僕の行ったサデックなどの地方の街に行くと英語はほとんど通じなくなります。
それでもベトナムの方は筆談で優しく対応してくれるので、旅はしやすかったです。
ぼったくりや犯罪は少ない
極端なぼったくりや犯罪は少ないように感じました。
そもそも極端なぼったくりは1回もされませんでした。
犯罪に巻き込まれそうになったこともなく、安心して旅ができました。カメラも常に出しっ放しでも大丈夫でした。
宿の方やカメラ屋の方にひったくりに注意しろと言われていたので、カメラはたすき掛けにしていました。
ホーチミンのブイビエン通りでは、マリファナを売られたりや違法風俗に連れ込まれたりということがありますので、注意が必要です。
また、最近流行っているらしい、笑気ガス(ファンキーボール)という亜酸化窒素入りの風船もバーで売られています。
グレーゾーンでの合法らしいのですが、健全な旅行者はやめておいたほうが無難だと思います。
あとは、ベトナム旅で出会った日本人の肩から聞いた話によると、ホーチミンでバイクタクシーに声をかけられ、観光したあと、違法風俗に行かないかと提案があり、ついて行ってしまい、そこでことを済ましたあとたくさんのお兄さんに囲まれて高額な金額を請求されるという被害にあわれた方もいるようです。
ティッシュペーパーは必須
ティッシュペーパーもしくはトイレットペーパー必須です。ベトナムではトイレに紙を流さず、トイレ個室内に置いてあるゴミ箱にお尻を拭いた紙を入れます。
トイレについてることもあるのですが、ついていないこともあります。
必ずミニサイズのペーパーは持ち運ぶ必要があります。
僕は、ペーパーがなくなっていたことに気がつかず、トイレでことを済ましたあと、インド式(左手)で洗ったこともありました。
歴史を学んでおくと良い旅ができる
ベトナムでよく見かけるホーチミンさんとはどのような人物なのか、ベトナム戦争とはどのような戦争だったのか、ということを知っているとベトナムではより充実した旅ができます。
観光地ひとつを見るにしても視点が少し変わってくると思います。残念ながら僕はベトナムからカンボジア行きのバスでベトナムの歴史を勉強し、後悔しました。
最後に
ベトナムでの旅では食費・宿泊費で1日あたり1070円ほどの旅となりました。
費用を抑えた旅をしたい方は飲み物代を抑えるために常に水を持ち歩いたほうがいいと思います。
あと、時間に余裕のある方はビザを予め所得しといたほうがいいと思います。それだけベトナムはのんびりと余裕を持った旅がおすすめです。
そして、ひとり旅でビーチリゾートなどが苦手なかたはベトナムでは要注意です。面白そうだと行ってみたらビーチリゾートで、ひとり旅だと少し寂しい気分を味わってしまうということもあります。
僕の場合は夜のホイアンが、カップルばかりでとても寂しい気分になってしましました。
以上がベトナム15日間の旅の旅の費用です。参考になれば幸いです。
